性器クラミジア感染症の概要

性器クラミジア感染症とは、クラミジアという細菌によって引き起こされる感染症です。性行為が主な原因のため、性感染症に分類されます。

クラミジア菌に感染しても、女性の75%、男性の50%は、目立った症状が現れません。そのため、感染したことに気づかず、知らぬ間にパートナーや周りの人に感染を広げてしまう可能性があります。

男性の場合、1週間から3週間の潜伏期間を経て、尿道炎が起こります、尿道炎になると、排尿痛や尿道周辺の不快感、掻痒感が出るようになります。

女性の場合、おりものの増加や、排尿時の痛みなどを自覚することがあります。ほとんどの場合、症状は軽いもので済みます。しかし、症状に気が付かず、感染が進行していくと、クラミジアが子宮内部から卵管にまで侵入し、炎症を起こすことがあります。

卵管が炎症によって狭くなると、排卵がうまく行なわれず、不妊症や、子宮外妊娠の原因になります。

治療は、抗生物質の投与が中心です。病院では高い治療効果を持つ抗生物質が処方されるので、早めに感染に気づけば、軽症で済むでしょう。

しかし、卵管に炎症が起こると、治療後も卵管狭窄が続くので、注意が必要です。

クラミジアの薬と飲み方

クラミジアは細菌の一種です。そのため、抗生物質によって治療が行われます。

医療機関で処方されることが多いのは、ジスロマックという飲み薬です。

クラミジア治療の場合、1日1回1000mg分を服用します。錠剤の規格が250mgであれば4錠、500mgであれば2錠を、水、またはぬるま湯で服用します。

ジスロマックの成分を、一度に大量に摂取するため、胃腸が弱い人の場合、下痢や腹痛など消化器系に副作用が出る可能性があります。

胃腸が弱い人の場合、500mg錠を1日1錠、3日間連続して服用しましょう。この方法なら、一度に1000mgの錠剤を服用する場合に比べて、胃腸への負担を軽くすることが可能です。

性器クラミジア感染症は、無症状で経過することが多く、性生活が活発な若年齢層で患者が増加しています。治療法は確立されていますが、不妊症の原因にもなるので、注意が必要な病気です。

性器に異変を感じたら、パートナーと一緒に医療機関を受診して、適切な処置を受けましょう。

性器クラミジアの原因と具体的な症状を紹介

性器クラミジア感染症は、「クラミジア・トラコマチス」という細菌が、性器の粘膜に感染することで起こる性感染症です。そのほとんどが、性行為によって感染するといわれています。そのため、性的な活動が盛んな10代後半から20代の男女に多く見られます。

クラミジア・トラコマチスは、精液や膣の分泌液、唾液といった体液に含まれており、接触することで感染します。コンドームを使わない性行為は、クラミジア感染の大きな原因になります。

また、クラミジア・トラコマチスは、喉や直腸にも感染することがあります。喉や直腸に感染する原因は、オーラルセックスやアナルセックスです。

性器クラミジア感染症は、自覚症状が出ないことが多いです。男性の半数、女性のおよそ8割が、感染しても目立った症状が出ません。感染していることに気付かないため、知らないうちに周囲に感染を広げてしまう恐れがあるのです。

男女のうち一方が、クラミジアの感染が発覚した場合、もう一方も感染している可能性があります。そのため、性器クラミジアにかかったら、必ずパートナーと一緒に治療を受けましょう。

性器クラミジアの症状

性器クラミジア感染症になった場合、1週間から3週間程度の潜伏期間を経たのち、症状が現れ始めます。

男性の主な症状は尿道炎です。排尿時に痛みを感じたり、尿道にかゆみを感じたりします。また、尿道から白い分泌物が出ることもあります。

症状は重くはありませんが、放置していると前立腺炎や精管炎などに発展するので、注意が必要です。精巣上体炎にまで深刻化すると、副睾丸が腫れ、激痛や発熱が起こります。精巣上体炎は、無精子症など不妊の原因になります。

女性の性器クラミジアは、男性以上に目立った症状が出にくい一方、重症化しやすいのが特徴です。自覚症状として、おりものの量が増えたり、においが強くなったりします。また、下腹部に痛みが生じたり、不正出血が起こったりすることもあります。

性器クラミジア感染症を、そのまま治療せずに放置してしまうと、不妊症や流産の原因となります。

少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

参考サイト:性病の薬 ┃ 性病の感染経路や原因、治療薬を紹介!